終活を始めるなら断捨離から! 断捨離が必要な理由
こんにちは。
あま市のリサイクル買取センター『しげん屋』です。
終活とは、残りの自分の人生にどう向き合うかを考えるための活動です。
決して「死に支度」というネガティブなイメージで捉えることはなく、死をどう前向きに受け入れるかというところが大きなポイントになって来ます。
終活は死後の自分の希望を叶えるため、残された大切な人に負担をかけないために必要なこととです。
今回は20代、30代、40代、50代、60代と各年代別に終活のやるべきことやポイント、メリットをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
終活で断捨離する派?しない派?
終活は自分の人生をどう締め括るかを考えて、家族の負担にならないように物の整理や身辺整理をしたり、自分の死後に希望を通すため遺言を書き残したりします。
物の整理や身辺整理をするときに行うことの一つに断捨離があります。
物を手放すときには、「捨てなきゃ始まらない!」と割り切れる方と、「わかってはいるけど捨てられない!」という方に分かれるのではないのでしょうか?
このように断捨離をする派・しない派に分かれるのは、持っている物に対する考え方が影響しているようです。
する派の考え方はシンプル
例えば食器類は家族の人数分と来客用のみを残し、不要だと判断したものは捨ててしまいます。
非常に実用的な考え方です。
着ることのなくなった衣類や、家にあっても使っていない家具・家電、日用雑貨などは売ったり人にあげたりしています。
思い出の象徴ともいえるアルバムの整理は、必要な写真をスキャンして残しておき、あとは処分する。物を手放すという点ではとても理にかなった方法ですね。
しない派の特徴
一方の断捨離しない派の特徴は、いざ捨てようとすると「宝物」のように感じてしまい、全く捨てることができません。
日記帳や思い入れのある貴金属などは、もう振り返らない・身に付けることはないと分かっていても、簡単に割り切れるものではないでしょう。
特に年配になればなるほど、物持ちの良さは顕著に現れるようです。
断捨離する派は物の整理をするときに、まず必要な物だけを選び、残ったものは必要のない物と仕分けを進めています。
反対に断捨離しない派は、捨てる物を選び、残ったものは必要な物と解釈します。
使わなくなったものでも今まで大切に保管していたのですから、捨てるという判断がなかなか出来にくくなってしまうのです。
断捨離をうまく進めるコツは、残したいものは何かを見極めることがポイントです。
【年代別】断捨離によるメリット
終活における断捨離をするには、年代によって軸となる考え方が必要になって来ます。
ここでは断捨離力UPにつなげるために、20〜60代の各年代のメリットをまとめていきます。
20代のメリット
20代で断捨離するとお小遣い稼ぎになります。
例えば服など流行に敏感な方は、不要な物がたくさん溜まっていくことでしょう。
それをただ捨てるのではなく、リサイクルショップなどに買い取ってもらうと良いでしょう。
要らない物を現金に変えることができます。
また若いうちから終活を始めると、物を買うときによく考えてから物を買うようになるので、無駄遣いをすることもなくなり、要らないものが家の中に溜まりづらくなります。
30代のメリット
20代のときに着た服や買い込んだ本などを見直すことで、持ち物を一気に減らすことができるかもしれません。
部屋がキレイになると生活もすっきりしてくるので、今後の人生をどうしたいか見つめ直すことにもつながります。
30代は一般的に転職が可能な最期の時期とも言われているので、残りの人生を考えるのにとても大切な時間と言えます。
ライフプランを見直すきっかけとして終活してみてはいかがでしょう。
40代のメリット
40代は体力的なピークは過ぎ、衰えを感じ始める方も多いはず。
一人で片付けるのではなく、家族と思い出に浸りながら不用品の整理をすることで、心身ともに負担なく断捨離できます。
また、自分のことだけではなく親と過ごせる残り少ない時間を大切にするのも良いでしょう。
50代のメリット
長年勤めて来た会社も定年が目の前に迫って来ています。
自由な時間を手に入れたら、今まで我慢していたことに思う存分取り組むことができるよう、しっかりと身辺整理を済ませておきたいですね。
60代のメリット
老前整理という言葉があるくらいです。
体が思うように動かせるうちに始めることで、大きな荷物を片付けるときに、怪我をするリスクを大幅に下げることができるでしょう。
スウェーデン式断捨離
英語圏で話題になっているのが、スウェーデン式断捨離です。
英語で「Death Cleaning」と呼ばれており直訳すると「死のお片付け」になります。
「死のお片付け」というと何だか物々しい感じがしますが、この方法のポイントは、自分が死んだ後を想像しながら自分のものを整理するというところにあります。
つまり、遺品の整理をする人の立場を考えようということ。
その人たちの負担になってしまうものは、なるべく残さず自分の手で捨ててしまおうという考え方です。
スウェーデン女性アーティストのマルガレータ=マグヌセンさんの著書、「人生は手放した分だけ豊かになる」から来ています。
マグヌセンさんは「死のお片付け」を行う理由として、3つのモチベーションがあるとしています。
自分の後始末を家族に任せたくない
自分の身辺整理をする時間を取らなかったため、家族にそのしわ寄せが入ってしまわないようにすることです。
残された家族、特に自分の子供達など若い人の貴重な時間を奪ってしまうのはいけないという考え方に基づいています。
著者本人がたくさんの個人の後始末を行って来た結果、自身の後始末を誰かに押し付けることがあっては、悔やんでも悔やみきれない感覚になったそうです。
残りの人生を快適にするために
スウェーデン式断捨離は、自分の死後、残された人のことを想って行うものです。
家族の為とは言いつつも残りの人生を快適に過ごせるようになるので、自分のためでもあります。
キレイに整理整頓された家は、物につまづいたり体をぶつけたりすることはありません。
安全な家で過ごせるということは、大きなモチベーションになることでしょう。
思い出をもう一度味わえる
物を整理していると、その物が持っている思い出ともう一度触れることになります。
これこそが最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
とっておいた理由が見つからないものはすぐに処分することができます。
しかし、思い出の詰まったものは手にするだけで、楽しかったり温かい気持ちにさせてくれます。
マグヌセンさんは、そういったものは無理に捨てるのではなく、時間をかけて向き合うことが大切だと言っています。
スウェーデン式断捨離を失敗しない進め方
マグヌセンさんは、洋服の整理から始めることをおすすめしています。
「確実に着る服」と「もう着ることはない服」と簡単に分けることができるからです。
また、洋服はかさばるものなので、仕分けが進むにつれタンスやクローゼットの中の変化に気づきやすく、達成感を得られやすいからです。
注意しておくべき点は、写真や手紙などから始めないように警告しています。
小さいものは成果が分かりにくいということと、思い出に浸ってしまうと、時間ばかりが過ぎてしまい全く捗らないからです。
先述した思い出を味わう瞬間は、最後にとっておくと良いでしょう。
一度捨てられなかったと言ってもずっと持ち続ける必要はなく、何度も向き合う機会を持てばいいので判断するスピード感は大事に作業を進めたいですね。
断捨離こそ最高の終活
終活とは死と向き合うことで自分はどうしたいのか整理していくことですが、これまでの人生を振り返ることでもあります。
断捨離は終活をを進めていく上で、必ず通る道と言えるでしょう。
今まで大切にして来た物を手放すのは、苦しく感じることもあるでしょう。
しかし大切にして来た物だからこそ、人に使ってもらうときに本当の価値が存在するのです。
まとめ
『しげん屋』は愛知県・あま市で、切手・テレフォンカード・貴金属の買取、生前遺品整理を行うリサイクルショップです。
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