いらない切手にも価値がある!?売れる切手の見極めポイントとは

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メールやSNSは伝えたい文章を素早く相手に届けることで利便性は高いのですが、やはり手紙のあたたかさには到底及びません。
そんな手紙を出すときに必要なのが切手です。

切手は手紙を送るためだけではなくデザインもさまざまで、多くのコレクターが存在します。
プレミアのついた切手は高値で取引されているものもあるほど。

今回はいらなくなった切手を売るポイントについてわかりやすくまとめました。

ご参考にしていただければ幸いです。

目次

切手はどこで売れるの?

切手の売り方について、大きく3つに分けて紹介します。
ネットオークション、フリマアプリ、買取店の3つのパターンです。
それぞれのメリット・デメリットを押さえながら解説します。

ネットオークション

不要になった切手をヤフオクなどのネットオークションに出品する方法です。
オークションのメリットは、価値のあるものであれば落札価格の上昇が期待できるところ。

一方で、デメリットは購入者によって価格が決められることです。出品したからと言って必ず落札されるというわけではありません。

出品するにも写真を撮ったり、落札されれば梱包して発送したりと一連の流れを自分で行うことになります。
商品は切手なので保管するスペースに困りませんが、紛失しないように管理は必要です。

出品すること自体を楽しむ方も見えるようですが、手間がかかるのでコスパとしてはあまりいいとはいえません。

フリマアプリ

自分で出品から発送までの作業をこなす必要がある点はネットオークションと変わりないですが、メリットは出品時に自分で売値を決められるところでしょう。
価格が高騰することはありませんが、安く落札されることも防げます。

しかし、ネットオークションと同様に、出品者が切手についての専門的な知識が不足しがちなため、正しい評価額で取引をしにくいのがデメリットです。

インターネットで購入する人の中には悪徳な業者も混ざっており、出品者が切手の価値をわかっていないと、安く買い取られてしまうこともあり注意が必要です。

買取店

一番のおすすめは買取店で売ることです。
最近では出張買取サービスをしている買取店もあるので、自ら店舗に出向く必要もありません。
買取店のメリットはその場で買い取ってもらえるため、現金で受け取ることができる点です。

買取店を選ぶ時に押さえておきたいポイントは2つ。1つ目は買取実績があるということです。
専門で鑑定できるスタッフがいる買取店なら、なお安心できるでしょう。

2つ目は一つの買取店ですぐに決めないという点です。
せめて2〜3店舗で査定してもらうと良いでしょう。
相見積もりを取ることで一番高い評価のお店で売ることができますし、納得して売ることができます。

切手の相場はどれくらい?

切手を売るときの相場が気になる方も多いでしょう。
ここでは額面82円の普通切手を例にあげて解説していきます。

1シートでの買取相場

最近では1シート10枚綴りで購入することができますが、メールやSNSが登場する前は手紙が主流だったため、1シート100枚綴りでの販売となっていました。

買取店によって差は出てきますが平均的な買取レートは、額面の70〜80%になっているようです。

最高レートの80%で82円の切手1シート100枚綴りを買い取ってもらうと、

82円 × 100枚 × 80% = 6,560円となり、1枚あたり65.6円となります。

バラ切手の買取相場

バラ切手の平均的な買取レートは、額面の65〜70%です。

最高レートの70%で買い取ってもらった場合、

82円 × 70% = 1枚あたり57.4円となります。

1シートのときもバラ切手のときも切っての状態によってレートが変わってしまい買取価格に差が出てくることもあります。
とくにバラ切手の場合では持ち込む枚数によってレートに影響が出てくることもあるので、覚えておくと良いでしょう。

使用済み切手は買取できないの?

買い取ってもらえる切手は、新品で未使用でなければならないとは限りません。

消印が押された場合でも、値段がつく場合をご紹介します。

価値のある消印の日付

使用済みの切手の価格を左右するのは消印です。
前提として、消印をいい状態に保てていることが大切です。

いい状態というのは消えかかっていたり滲んでいたりしていない状態をいいます。

続いて価値のある消印の一例をご紹介します。

1964年の東京オリンピックが開催されたときに、記念切手が発行されました。
当時は切手ブームが重なったこともあり、オリンピック記念切手は使用されることなくコレクションとして保管している人も多かったほど。そのため未使用の切手が多く存在することになり、使用済みの母数は少なくなるというわけです。

記念切手を使用して、押された消印もオリンピック開催日になっているとさらに希少価値が高くなります。

こういったケースは稀ですが、使用済みだからといって価値がなくなるどころか、むしろ高くなるという場合もあるのです。

初日カバー

記念切手が発行されるときに発効日の消印を押してくれます。
発行日の消印が押された記念切手を「初日カバー」といって、コレクターによってはわざと消印を押された状態にして収集している人もいます。

消印が押されていると切手としての郵便物を送るという機能は失ってしましますが、コレクションの対象という役割を果たすこともできるのです。

使用済み切手にできること

使用済み切手には買取だけではなく、もう一つの活用方法があります。
それは寄付です。

海外のコレクターが宝探しに近い感覚で、価値のある記念切手を手に入れることを目的としてまとめて買っていくことがあります。

コレクターが支払う金額が、発展途上国の子供達の支援につながるのです。

1kg=1,000円の寄付になるので、ワクチン数本分にはなります。

買取とは異なりますが、不要になった切手を人のために使うということは素晴らしいことです。

どんな切手にプレミアがついてるの?

プレミア切手とは、切手の額面より1円でも高値で取引されている切手のこといいます。

プレミア切手の代表の一つに「見返り美人切手」があるので少し触れておきましょう。

見返り美人切手とは

「見返り美人」とは江戸時代の浮世絵師・菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が描いた作品です。

1948年にその作品をコレクター向けに発売された切手です。
発行当時はまだ戦後であったため、印刷技術もまだまだ発展途上の段階です。
原画の配色を切手に再現することはむずかしく、茶色一色になってしまいました。

単色で仕上げられた絵がかえって繊細な表現となり、切手コレクターからの人気を獲得することにつながったのです。

見返り美人切手の買取相場

見返り美人切手は3度にわたって発行されました。
もっとも高額で取引されているものは、1948年に発行されたものです。
額面は5円で今となっては低価格切手になりますが、戦後当時では一般市民にとってなかなか手を出すことができない金額です。

さらに1948年発行分は累計で150万枚しか発行されなかったため、希少性が高まりました。

その買取価格の相場はバラ切手でも500円ほど、シート状態で5,000円〜1万円にもなります。

まとめ

『しげん屋』は愛知県・あま市で、切手・テレフォンカード・貴金属の買取、生前遺品整理を行うリサイクルショップです。
いらなくなった切手や使用済みの切手、不用品回収の無料査定を行っています。
専門の査定スタッフが評価しますので、お気軽に『しげん屋』をご利用ください。

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