仏壇処分の仕方を教えます!費用は?手順は?業者は?
こんにちは。
あま市のリサイクル買取センター『しげん屋』です。
今や仏壇が家にあるご家庭は昔に比べてかなり減ってきたのではないでしょうか。
とはいえ、お盆やお正月で実家に帰った時には当たり前のように仏壇の前に座り、両手を合わせてお参りをしていますよね。
感謝の気持ちを持ってご先祖様のご位牌にむきあうと、心なしか気持ちが鎮まる感覚になるということは誰もが経験していると思います。
でも、それとは反対に心配になったことはありませんか?「この仏壇、これからどうすればいいの?」と。
実家の仏壇を引き継ぐ人がいない。
仏壇を整理・処分したいけど、どうしていいかわからない。
仏具屋に相談したけど、予想以上に費用がかさむ。
お仏壇について、こんなお悩みを持っていませんか?
今回は仏壇に関するお困りごとについて、解決するためのポイントをまとめました。
最後までお読みいただき、参考にしていただければ幸いです。
目次
仏壇処分の仕方は?
仏壇を整理・処分するタイミングは色々あると思いますが、主に以下の3つのパターンではないでしょうか。
①お墓の世話ができなくなるため、墓じまいと一緒に処分をする。
②家を引っ越すときや、取り壊すタイミングに合わせて処分する。
③新しく買い換える。
特に最近では高齢化が進んでいることもあって、引き継ぐ人がいなくなり①のタイミングで処分される方が増えてきています。
仏壇は、やむを得ない事情があると言っても、ご先祖様や御本尊が祀られている場所です。
少なからず、処分することに後ろめたさや罪悪感を感じる人もいることでしょう。
でも一番いけないのは、無関心でいること、放ったらかしにしておくことです。
かたちは違えど、責任を果たそうという想いを持つことは悪い事ではありません。
それでは仏壇処分の手順をご紹介していきますね。
仏壇を処分する前にやっておくこと①
仏壇を処分する方法はいろいろありますが、処分する前にやっておかなければいけないことがあります。
それは「閉眼供養」で、お坊さんを招いて執り行う儀式です。
「閉眼供養」は「魂抜き供養」や「精抜き(しょう抜き)供養」とも言われており、仏壇を処分する前に、避けるべき手順ではありません。
仏壇に魂を宿すことを「開眼供養」といい、ご家庭にある仏壇は既に魂が入っている状態で、ご先祖様や御本尊が祀られているからです。
魂は目に見えるものではないので気持ちの問題だという人もいることでしょうが、これまでのご先祖様への感謝の気持ちをしっかり込めて供養することをお勧めします。
気になる費用ですが、閉眼供養は宗派別に行う供養なのでかかる金額に違いが出てきます。
同じ宗派でもお坊さんによっても値段が変わってきます。
はっきりとした金額を提示してくれるお坊さんもいれば、お気持ちだけで結構ですとするお坊さんもいるようです。
相場としては20,000~30,000円ぐらいとなっています。
仏壇を処分する前にやっておくこと②
たいていの仏壇には引き出しがついており、小物を収納できるスペースがあります。
仏壇の引き出しには、もちろん仏具に関する小物が入っていることが多いのですが、通帳や印鑑など貴重品意外にも、個人写真など大切なものを保管している人もよく見られます。
普段よく使うものをしまう習慣がないため、入れた本人もすっかり忘れていることも多いようです。
そのまま処分してしまわないよう、必ず確認するようにしましょう。
引き出しの中身は大事なチェックポイントです。
仏壇を処分する前にやっておくこと③
仏壇は宗派ごとに処分のルールが決められていることがあります。
例えば浄土真宗で言うと、仏壇の処分方法は他の宗派と同じですが、位牌については全く考え方が違います。
ほとんどの宗派で、仏壇の処分時に位牌の閉眼供養を行います。
しかし、浄土真宗では位牌に魂は宿らないため供養を必要としないという考え方なのです。
処分の仕方ひとつとっても宗派によって違いがあるため、わからないときは菩提寺など処分の流れやルールを確認しておくことをお勧めします。
仏壇を処分する方法
仏壇を処分する方法はいろいろな流れがあります。
いくつかの例をご紹介していきますね。
先祖からの菩提寺に依頼する
最も一般的な方法は、菩提寺(ぼだいじ)にお願いすることでしょう。
菩提寺とは、先祖代々のお墓があるお寺のことで、日頃から法要などの御供養についてお話をする機会があるお寺なので、相談しやすいことでしょう。
先述した「閉眼供養」も併せて行ってもらうことができるので、とても安心できます。
ただ、お寺によってかかる費用も変わってくるので注意しましょう。
仏具店に相談する
仏具店で処分してもらうということも可能です。
新しい仏壇と買い換えるというのであれば、引き取ってもらう際の費用は割り引いてくれるというメリットもあります。
新しい仏壇を購入せずに仏壇の処分だけを依頼するのは、なかなか依頼しにくいところや割引サービスが受けられないので、費用が少しかさむことが考えられます。
しかし、専門家だけあって、処分するまでの段取りが明確になっており、テキパキと作業が進んでいくことはメリットと言えます。
買取業者を探す
仏壇を買取業者に買い取ってもらうという選択肢もあります。
希少な素材が使われている場合や、精巧な細工が施されていて美術品として装飾に価値が高いものであれば査定の内容にも差が出てくることでしょう。
そう言ったケースは非常に稀な場合で、あまり期待することはお勧めしません。
自分で処分する
最も安価に済ませる方法は、自分で粗大ゴミとしてゴミ処理場に持ち込むことです。
自治体よってはゴミ処理場も引き取ってくれない場合があるので、解体するという余分な手間が発生します。
ゴミ処理場まで持ち運ばないまでも、不用品回収業者に連絡して、引き取ってもらうというやり方もあります。
電話一本でお願いできるので、とても便利です。
不用品回収業者に依頼するときは、閉眼供養がされていない場合は断られることがあります。
逆に、そういった正しい知識がある業者の方が信頼できるので、業者選びのポイントになります。
後になってトラブルが発生することもあるので、閉眼供養を行ったときは供養証明書を発行してもらっておいて、供養証明書を提示してから作業に取り掛かるようにしましょう。
仏壇処分にかかる費用は?
仏壇の処分にかかる費用は大きく分けて、閉眼供養にかかる費用と仏壇そのものを運び出す費用も含めて処分する費用の2つになります。
最近では生活様式も変わってきており、実家にあった仏壇をアパートやマンションなどに移すため、コンパクトな仏壇に買い替える人もいます。
新たに購入する費用は上乗せされますが、仏具屋に相談することで割引サービスの対象となり、古い仏壇の処分にかかる費用は抑えることができるでしょう。
まとめ
仏壇とは、これまでご先祖様を祀ってきたものです。
処分するときは、まず閉眼供養を行うことが大切になります。
閉眼供養を行った後でもご先祖様の魂が長らく入っていたものを粗末に扱うことはマナーに欠けています。
古くなった家具を捨てるような感覚で行わないように注意が必要です。
特に墓じまいや仏壇じまいをする人にとっては、手を合わせお参りをする最期の機会になるわけです。
しっかりご先祖様への感謝の気持ちを込めて供養しましょう。
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