空き家になった実家の片付け!遺品整理の手順マニュアルをプロが解説
こんにちは。
あま市のリサイクル買取センター『しげん屋』です。
独立したり新しい家族を持ったりすると、両親だけが残される実家。
両親が元気に住んでいる間はいいのですが、いつかは歳を取り亡くなってしまうのは必然です。
懐かしい思い出が詰まった実家も空き家になってしまします。
大切な家族と過ごした実家を、処分するのは思い切った決断が必要ではないでしょうか。
しかし残しておきたい気持ちも理解できますが、大きなデメリットなどが発生します。
今回は空き家になった実家をそのままにしておいてはいけない理由と、処分の仕方についてご説明いたします。
ぜひご参考にしてください。
目次
深刻化する空き家問題とは?
空き家が劣化していくスピードは、人が住んでいる家とは比べものにならない速になります。
人が住んでいれば手入れをすることもありますが、空き家については全くなくなってしまうという状況が理由の一つと言えるでしょう。
空き家が社会問題になるということを、わかりやすく解説していきます。
空き家が急増している
平成31年総務省統計局のデータによると、平成25年が空き家率過去最高の13.5%を記録してます。
愛知県の空き家率は、12.3%と全国平均よりも下回ってはいるものの、愛知県としても過去最大値をマークするという結果になりました。
平成25年〜30年にかけて空き家率は減少していますが、少子高齢化に伴い今後空き家は増えてくることでしょう。
実際に平成22年〜27年にかけて、愛知県の人口比は1.0099とわずかに増加していますが、約3分の1の市町村が1未満で人口の減少がみられているのです。参考URL:https://www.pref.aichi.jp/jutakukeikaku/akiya-kanri/files/data/keikaku_guideline1.pdf
空き家対策特別措置法とは?
老朽化した空き家は街の景観を損なうだけでなく、不審者が出入りするようになってしまったりすると地域の治安にも不安が残ります。
さらに地震などの災害時のことを考えると、2次災害につながる可能性があるのです。
こうした背景から「空き家対策特別措置法」が制定されました。
これは、空き家の所有者に対して適切な管理を義務付けた法律です。
行政から指定された物件を「特定空き家」といい、行政指導に対して所有者の改善が見込まれない場合は「勧告」を受けてしまします。
「勧告」を受けてしまうと、固定資産税の特例対象から外されることもあり、高い利率の固定資産税が請求されます。
固定資産税の差は、なんと6倍にも。家計にとって大きな打撃となるのは明らかなので、早めの対処がおすすめです。
空き家になった実家を片付ける手順
住んでいる時には多くの人が気づいていないのが物の多さです。
とくに住んでいた人がお年寄りであれば、物がない時代を生きてきたため、いろんな物が溜め込んであることも。
どこから手を着けていいのかわからずお困りの方に、片付けの手順について解説していきます。
片付けの計画を立てる
効率よく作業を進め、片付けを上手にやり切るためには、なんといっても計画を立てることが肝心です。
いつどの部屋をどのくらいの時間をかけて行うのか。
スケジュールが明確にすることで、応援も頼みやすくなることでしょう。
空き家の片付けは、重い家具などを外に運び出す作業が必ずあるので、人手が必要になってきます。
相手と日程を調整できるよう、計画を立てることが大切です。
必要なものと不要なものを仕分ける
空き家を処分するとき、建物と一緒に家具なども粉砕して処分してしまえば早いのではないか。
きっとそう考える方もみえることでしょうが、やってはいけません。
「建設リサイクル法」という法律によって禁止されているからです。
建物の中にある家具などの荷物は解体前に撤去し、建物自体も木材や金属、ガラス等に分別しなければなりません。
まずは荷物を、必要なものと不要なものに仕分けましょう。
必要なものと不要なものの一例をそれぞれリストにまとめてご紹介していきます。
必要なものリスト
・銀行の通帳、キャッシュカード
・クレジットカード
・印鑑
・身分証明書(運転免許証、保険証)
・不動産に関する権利書、契約書
不要なもの
・エアコン、冷蔵庫、テレビ、洗濯機など大型家電製品(家電リサイクル法対象品)
・PC、カメラ、携帯電話などの小型家電製品
・衣類、バッグ、靴
・家具、食器類
仕分けは片付けの入り口に過ぎないので、あまり時間をかけないよいうに注意しましょう。
例えばアルバムの整理は中を見てしまうと完全に手が止まってしまうこともあるので、一旦保留にするとよいでしょう。
不用品を処分する
不用品だからといって、すぐに処分してはいけません。
家電リサイクル法対象品や大型家具など、処分の仕方にルールが定められている物があるからです。
とくに大型家具は各自治体によって回収方法が異なっているので、事前に確認することが必要です。
不用品をゴミの種類ごとに分別するときに、仕分けの段階で誤って必要な物が紛れ込んでいることもあるので、注意しておくとよいでしょう。
あまり時間をかけずに、さらっと確認することがポイントです。
残った遺品を分配する
資産価値のあるものは、親族で平等に分配しましょう。
現物をほしい人が引き取ったり、リサイクルショップなどに売った金額を分けるなど分配の仕方はいろいろあります。
あとから「もめごと」にならないよう、しっかり話し合いをして納得の上で分配することが大切です。
実家の片付けなので、古い物がたくさん出てくると予想されます。資産価値のあるものの一例を、下記にまとめてみたのでご参照ください。
・腕時計
・指輪、ネックレスなどの貴金属
・ビール券や商品券など各種金券
・テレホンカードなどの有価証券
・コレクションされた切手
空き家になった実家の片付けが難しい場合は専門業者を検討する
自分で実家を片付ける場合、いろいろと問題点が出てくることでしょう。
費用はかかってしまいますが、専門業者への依頼をすることで大きなメリットを得ることができます。
解消できる問題をご紹介します。
自力での片付けは肉体的・精神的な負担が大きい
片付けの計画を立てたものの、実際に作業を行うと肉体的な負担を感じる方も多いはず。
1日で片付いてしまえばいいのですが、実家となるとそうはいきません。
家の大掃除とは違うので、数日もかかってしまうとモチベーションを維持することもむずかしくなってきます。
連続する不慣れな作業に、精神的な負担も大きくなってくることでしょう。
専門業者に依頼することで、この問題はたちまちに解決されてしまいます。
空き家になった実家が遠方だと対応が難しい
空き家になった実家が遠方の場合、対応が難しくなってしまいます。
実家を片付ける多くの場合が1日、2日で片付いてしまうボリュームではないため、何日も通うことが必要です。
実家の近くに住んでいれば可能なことも、遠方に住んでいると不可能になってしまします。
遠ければ遠いほど移動するのにお金と時間が使われます。
この問題を解決するためにも専門業者への検討がおすすめです。
まとめ
空き家になった実家を片付けるポイントは以下の通りです。
・片付けの計画を立てる。
・必要なものと不要なものに分ける。
・不要なものは分別して処分する。
・資産価値のあるものは、話し合いをして平等に分配をする。
・専門業者に依頼することメリットを考慮する。
空き家になった実家の片付けは「しげん屋」におまかせ!
空き家になった実家の片付けは、愛知県あま市にあるリサイクルショップ「しげん屋」へお任せください。
生前整理・遺品整理の代行サービスや不用品回収事業も手がけております。
不用品の売却については幅広い買取実績があり、専門スタッフによる買取査定を行っておりますので、空き家の片付けは一括してお任せいただけます。
お客様の負担が少しでも軽減でき、満足していただけるように、心を込めて丁寧に作業させていただきます。
『しげん屋』は愛知県・あま市で、切手・テレフォンカード・貴金属の買取、生前遺品整理を行うリサイクルショップです。
遺品整理をはじめ、不用品回収の無料査定を行っています。
ぜひ、お気軽に『しげん屋』をご利用ください。
お気軽にお問い合わせください。052-462-9050受付時間 10:00-17:00 [ 水・日・祝 定休日]
お問い合わせ